Xiaomi Pad Miniレビュー
8.8インチ小型タブレットの本命か?
性能・画面・ゲーム・弱点まで専門的に検証
Dimensity 9400+、8.8インチ3K・最大165Hzディスプレイ、7500mAhバッテリー、67W急速充電を搭載。小型Androidタブレットとしての実力を、ベンチマーク、ゲーム性能、実用性、競合比較まで踏み込んで整理します。
この記事の結論
Xiaomi Pad Miniは、8.8インチの携帯性とハイエンド級の処理性能を両立した、かなり完成度の高い小型Androidタブレットです。特に、重いゲームも視野に入れた性能、高精細ディスプレイ、67W急速充電、長辺・短辺の2つのUSB Type-Cは強力。一方で、microSD、SIM/eSIM、GPS、指紋認証がないため、万人向けというより「Wi-Fi中心で高性能な小型機が欲しい人」に刺さる1台です。
製品仕様
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| 製品名 | Xiaomi Pad Mini |
|---|---|
| 発売時価格 | 8GB+256GB:74,980円 / 12GB+512GB:93,980円 |
| 本体サイズ | 約205.13 × 132.03 × 6.46mm |
| 重量 | 約326g |
| ディスプレイ | 8.8インチ IPS LCD / 3008×1880 / 403ppi / 最大165Hz / DCI-P3 / HDR10 / Dolby Vision |
| SoC | MediaTek Dimensity 9400+ |
| メモリー | 8GB / 12GB LPDDR5X |
| ストレージ | 256GB / 512GB UFS 4.1 |
| バッテリー | 7500mAh |
| 充電 | 最大67W / 有線リバース充電18W |
| USB | USB Type-C ×2(長辺側:USB 3.2 Gen 1+映像出力 / 短辺側:USB 2.0+OTG) |
| 通信 | Wi-Fi 7 / Bluetooth 5.4 |
| カメラ | 背面13MP / 前面8MP |
| 生体認証 | 2D顔認証のみ(指紋認証なし) |
| 非対応項目 | microSD / SIM / eSIM / GPS / 3.5mmイヤホン端子 |
開封・付属品
Xiaomi Pad Miniのパッケージは、白を基調にしたシンプルなデザインです。箱を開けると本体が最上段に収まり、その下に67W充電器、USB Type-Cケーブル、クイックスタートガイドが収納されています。




外観・デザイン・端子
本体はフラットな側面と角を丸めたデザインを採用しています。背面は落ち着いたマット調で、ブラックカラーは光の当たり方によって金属の細かな質感が見えます。8.8インチのため11インチ級より取り回しやすく、横持ちでゲームをするときも扱いやすいサイズです。





ベンチマーク総まとめ
Xiaomi Pad Miniの魅力は、単に「小型」なだけでなく、ハイエンド級SoCと高速ストレージを小型ボディにまとめていることです。主要なベンチマークをCPU、GPU、ストレージ、バッテリーの観点で整理すると、本機のポジションがかなり明確になります。
主要ベンチマーク一覧
| カテゴリ | テスト | スコア / 実測値 | 見どころ |
|---|---|---|---|
| 総合 | AnTuTu Benchmark v10 | 約246万点 | ハイエンドAndroidタブレットとして非常に高い総合力 |
| 総合 | AnTuTu Benchmark v11 | 約288万〜294万点 | 世代差込みでも最上位帯に近い水準 |
| CPU | Geekbench 6 Single | 2,608 | アプリ起動や軽快さに効く単コア性能も高水準 |
| CPU | Geekbench 6 Multi | 8,309 | マルチスレッド処理、編集、重い作業にも強い |
| 総合実用 | PCMark Work 3.0 | 17,962 | Web、Office、画像編集など日常実用性能が高い |
| バッテリー | PCMark Battery | 12時間57分 | 高性能機としては良好なスタミナ |
| ストレージ | PCMark Storage 2.0 | 130,098 | アプリ起動・コピー・展開の速さに直結 |
| ストレージ | Sequential Read | 1,716MB/s | 大容量ファイル読み込みも高速 |
| ストレージ | Sequential Write | 2,306MB/s | 書き込みも高速で、UFS 4.1らしい余裕がある |
| GPU | 3DMark Wild Life Extreme | 5,577 / 平均33.4fps | 高負荷3Dゲームも十分狙える |
| GPU | 3DMark Solar Bay | 9,951 / 38fps | 最新表現系でもかなり強いGPU性能 |
| GPU | 3DMark Solar Bay Extreme | 776 / 5fps | 高負荷設定では限界も見えるが、傾向把握には有効 |
| GPU | Steel Nomad Light | 2,156 / 16fps | 継続負荷込みで見た実ゲーム寄りの指標 |
| 安定性 | Steel Nomad Light Stability | 76% | 長時間高負荷では24%程度の性能低下が発生 |
ベンチマークの可視化
数値だけでは把握しづらいので、CPU、GPU、ストレージ、バッテリーの主要項目をグラフ化しました。ジャンルごとの強みが見えやすくなります。
グラフから読み取れること
- CPU:Geekbench 6のシングル・マルチともに高く、日常操作から重い作業までかなり余裕があります。
- GPU:Wild Life Extreme、Solar Bay、Steel Nomad Lightのバランスが良く、ゲーム用途にもかなり適しています。
- ストレージ:読み書きともに高速で、アプリ起動や大型ゲームのロード時間で効いてきます。
- 安定性:小型・薄型ボディのため、長時間高負荷では一定の性能低下がありますが、許容範囲に収まっています。
ゲーム性能・発熱
Dimensity 9400+とImmortalis-G925 MC12の組み合わせは、小型Androidタブレットとしてはかなり強力です。原神や鳴潮のような高負荷3Dゲームでも、画質設定を調整しながら快適性を狙えます。
ゲーム用途での強み
- 8.8インチの扱いやすさ:11インチ級ほど重くなく、スマホより視認性が高い絶妙なサイズ感
- 最大165Hzのディスプレイ:高フレームレート対応タイトルで滑らかさを活かしやすい
- 高速SoC+UFS 4.1:ロードやアプリ切り替えも軽快
- 中央配置SoC+VC:持ち手の熱さを抑えやすい設計
発熱とサーマルスロットリング
薄型小型ボディでハイエンドSoCを動かしているため、長時間高負荷では性能制御が入ります。Steel Nomad Lightの安定性76%は、ピーク性能から約24%下がることを示しており、ゲーム開始直後の最高性能をずっと維持できるタイプではありません。
ディスプレイ品質
8.8インチ・3008×1880・403ppiのIPS液晶を搭載。小さな文字や細かいUIも読みやすく、電子書籍、Web、ゲーム、動画のどれにも強いのが魅力です。
- 高精細:403ppiで、漫画の線や小さなUIまでくっきり表示
- 高リフレッシュレート:最大165Hzでスクロールと対応ゲームが滑らか
- 色表現:DCI-P3、HDR10、Dolby Visionに対応
- 実用性:最低2nitクラスの低輝度や読書モードもあり、暗所利用にも向く
OLEDではないため黒の沈み込みやコントラスト感では一歩譲りますが、発色、精細感、滑らかさのバランスは優秀です。
バッテリー・充電
7500mAhの大容量バッテリーを搭載し、67W急速充電にも対応。小型タブレットとしてはかなり強い構成です。
| バッテリー容量 | 7500mAh |
|---|---|
| 急速充電 | 最大67W |
| 満充電目安 | 約60分前後 |
| 30分時点の充電量 | 約58% |
| PCMark Battery | 12時間57分 |
| リバース充電 | 最大18W |
2つのUSB Type-Cのどちらからでも充電できる点はかなり便利です。横持ち・縦持ちどちらでもケーブル位置を選べるため、ゲーム中や動画視聴中の取り回しが良くなります。
HyperOS・操作性
Android 15ベースのHyperOSを搭載。マルチタスク、フローティングウィンドウ、分割画面などの基本機能はしっかり揃っています。小型画面ゆえに11インチ級ほど余裕はありませんが、資料を見ながらメモを取る、動画を流しながら検索するといった使い方には十分対応できます。
一方で、指紋認証がない点は明確な弱点です。顔認証だけでも使えますが、暗所や横持ち時の利便性を考えると、毎日使う端末としては惜しいポイントです。
通信・USB・拡張性
Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、デュアルUSB Type-Cと、ワイヤレス・有線の基本性能はかなり充実しています。ただし、拡張性については割り切りもあります。
強いところ
- Wi-Fi 7対応で高速通信に強い
- 長辺側USB-Cは映像出力とUSB 3.2 Gen 1に対応
- 短辺側USB-Cは横持ち時の充電に便利
- Bluetooth 5.4でワイヤレス周辺機器とも相性が良い
弱いところ
- microSD非対応
- SIM / eSIM非対応
- GPS非対応
- 3.5mmイヤホン端子なし
競合タブレットとの比較
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| 製品 | Xiaomi Pad Mini | iPad mini | iPlay 70 mini Ultra | Headwolf Titan 1 |
|---|---|---|---|---|
| 画面 | 8.8型 / 3008×1880 / 165Hz | 8.3型 / 2266×1488 / 60Hz | 8.8型 / 2560×1600 / 144Hz | 8.8型 / 2560×1600 / 144Hz |
| SoC | Dimensity 9400+ | A17 Pro | Snapdragon 7+ Gen 3 | Dimensity 8300 |
| 重量 | 326g | 293g | 335g | 約325g |
| 充電 | 67W | USB-C | 18W | 約20W |
| microSD | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
| セルラー / GPS | 非対応 | Cellularモデルあり | 仕様確認 | LTE / GPS対応 |
| 強み | 性能・画面・充電の総合力 | 軽さ・アプリ・サポート | 価格とmicroSD | LTE・GPS・拡張性 |
メリット・デメリット
良かった点
- 8.8インチ・326gで持ち運びやすい
- Dimensity 9400+で小型機としてかなり高性能
- 3K・165Hz・403ppiの高品質ディスプレイ
- 7500mAhと67W急速充電を両立
- USB Type-Cを2基搭載し、取り回しが良い
- UFS 4.1でアプリ起動やロードも高速
気になった点
- microSD非対応
- SIM / eSIM / GPS非対応
- 指紋認証がない
- OLEDではない
- 長時間高負荷では性能低下がある
- 価格は安価ではない
よくある質問
対応していません。Wi-Fi専用モデルです。外出先ではスマートフォンのテザリングやモバイルルーターが前提になります。
使えません。位置情報ゲームやカーナビ用途を重視する人には向きません。
増やせません。256GBか512GBの内蔵ストレージから選ぶ必要があります。ゲームや動画を多く保存するなら512GBモデルが安心です。
同じではありません。長辺側はUSB 3.2 Gen 1と映像出力に対応し、短辺側はUSB 2.0とOTG中心です。充電は両方のポートから行えます。
はい。かなりおすすめできます。ピーク性能は高く、高負荷ゲームも狙えます。ただし長時間高負荷時は発熱とサーマル制御が入るため、設定調整は必要です。
まとめ
Xiaomi Pad Miniは、小型・高性能・高精細ディスプレイ・高速充電を高いレベルでまとめた、完成度の高い小型Androidタブレットです。GPSやmicroSD、セルラー通信がない点を割り切れるなら、現時点でもかなり有力な選択肢と言えます。



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